作品集『しるすされない』
詩:小縞山いう 作品:鈴木いづみ
詩:小縞山いう 作品:鈴木いづみ
dessinで開催中の展示「しるすされない」の本をデザインしました。
3人で、写真を撮ったり、話し合ったり、紙を折るそばで印刷したりと、とてもたのしい時間を経て、出来上がった本です。本をいっしょにつくることは、たのしい、と、あらためて思いました。
小縞山さんのあたらしい詩と、そこからつくられた鈴木さんの作品、ぜひ、展示会場で、見てほしいです。本はつくったけれど、どういうもの、とうまくいえません。言葉と物の、今までにない関係を、みたように思いました。すこしずつ、じぶんのからだに浸透させるように、よみたい本になりました。
それから、ほかにもおしらせです。
museum shop Tで開催中の展示「旅のたより」で販売している冊子『旅のはなし』に文章をよせました。
「はじめての旅、ひとりの旅」というタイトルで、イギリスへの旅のことを書きました。
展示にはまだうかがえてないのですが、冊子は届きまして、みなさんの作品や文章にふれて、どこか遠くへいきたくなりました。
夏葉社の島田さんが、魚津での話を書かれていて、それもうれしいことでした。魚津には母の実家があるので、子どものころ、連れられて、ときどきあそびにいきました。いつかまた訪ねたい、なつかしいところです。
museum shop Tには、ananas pressもヒロイヨミ社も、お世話になりました。お店としては、ひとくぎりとなる展示のようですが、お別れというわけではないのですよね。
ですが、あらためて、ごあいさつを。どうもありがとうございました。『making』は、あの場所があって、出来た本です。
先日、本屋B&Bに『窓の韻』と『fumbling』を納品しました。
また、このあいだ、トークでお世話になりました本屋・生活綴方でも、ひきつづき、ヒロイヨミ社の本をお求めいただけますので、こちらもよろしくお願いします。
「エア メイル」というテーマは、これからもつづいていきそう、と思っていて、だから、おわったのに、おわっていないような、そんな気分でいます。あの白い空間に、じぶんのこころを置いてきて、今も、ふわふわ浮いているみたいです。
写真 田村融市郎