彼の目覚ましが朝5時に鳴って、ちょうど鼻が詰まっていたので起きて、送り出して、へんな夢をいくつかみた、とだけいって、その話ができなかったから、寝床で、記録した。
2026年11月2日月曜日
蝶と紙片
2026年10月28日水曜日
朝のできごと
目が覚めたらまだ4時半で、もう一度ねむろうと目を閉じてしばらくして、蚊の羽音でぱっと目が開いた。起きることにした。新聞を取りにいったときドアを開けてそとを見ると、明けてゆこうとする空が、薄紫から金色へ、みごとなグラデーションをなしているので色に吸いこまれるようにふらふらとそとへ出ていった。あるいは、色をからだで吸いとろうとして。葉擦れの音がおおきくて、波音を思わせた。空には真珠色の月がうかんでいる。すこしだけ欠けている。手でつくられたものみたいに。鳥が一羽、また一羽と暗い青空を飛んでいく。飛ばされていく。あれは、彼方へむかう未綴じの頁? 起こしてくれた蚊に、感謝する。夜明け前、思いがけず、深い幸福を感じさせてくれた蚊に。「今朝は、本当にありがとう」。
2026年10月24日土曜日
拾い読み日記 385
2026年10月18日日曜日
拾い読み日記 384
ぐっすりねむって、真っ白なノートのようにまっさらな気持ちでめざめた朝だった。窓からの光が、なにもかもをはらっていった。
ぬいぐるみの動物たちと、本棚にある本たちのメッセージを、ひとつひとつ、書き留めることができたらな、と夢想した。特別な紙に、特別なペンで、しずかに、窓のそとを眺めたりしながら。
2026年10月15日木曜日
拾い読み日記 383
それらの大きさや色や配置に悩み、こころみ、やりなおし、画面で、紙で、確認することをくりかえし、つかれはて、横になると、目にみえない敵とたたかったような徒労感がのこった。うつろだった。本に手をのばす気力はなかった。ねころがったまま、とくに知りたいわけでもない事のなりゆきを知ろうとしたが、やはり、よくわからなかった。
2026年10月12日月曜日
テクストと装訂
11月14日に、ロシア文学研究者の斉藤毅さんの著書『石原吉郎の詩の構造』(法政大学出版局)をめぐるトークが開催されます。斉藤毅さんと、編集の赤羽健さんと話しますので、よろしくお願いします。刊行から一年たって、あらためて、装訂した本とテクストに、このようなかたちでむきあえることは、とても、うれしいことです。ありがとうございます。口べたなので、何が話せるのかわからなくて不安ですが、斉藤さんにお目にかかれるのはたのしみですし、赤羽さんがいらっしゃるのでだいじょうぶ、と思っています。
〈テクストと装訂 『石原吉郎の詩の構造』をめぐる対話〉
斉藤毅 山元伸子 司会進行:赤羽健
日時:11月14日(土)19時—20時30分
料金:2000円
人数:18名
場所:詩をはじめる本屋 蒼枯
〒164-0003 東京都中野区東中野1-56-5ホシノビル2階
詳細・お申し込みは、こちら

