2020年2月12日水曜日

拾い読み日記 154


 夜は平気だったのに、目覚めると腰がまた痛くなっている。ふとんがわるいのか? 何となく、痛み止めは飲まずに我慢した。10時になるやいなや、「ゴッドハンド」に電話。12時に予約が取れて、仕事に向かう夫といっしょに家を出た。目についたもの、思いついたこと、昨日のこと、これからのこと。いろんな話をして、笑って、たのしいときは、痛みのことはほとんど忘れている。

 治療のあと、ぼんやり歩き出すと、ブックオフが通りの向こうに見えた。せっかくなので、立ち寄った。夢中で棚を見ているときも、痛みのことを忘れている。すでに新刊で買ったジェラール・マセ『つれづれ草』が、ⅠもⅡも、2冊ずつあって、何で? と思った。ロジェ・グルニエ『書物の宮殿』を買った。「書くこと(エクリチュール)は、ひとつの生きる理由なのだろうか?」。

 そのあと、喫茶店で読んでいると、座っているのがだんだんつらくなってきて、席を立った。その店は、草森紳一さんがよく行っていたという店なので、永代橋にいこうかな、ともちらっと思ったが、ちょっと歩くのでやめておいて、深川不動尊へ。お参りしたあとおみくじを引いたら、大吉だった。
 治りますように。