2020年2月4日火曜日

拾い読み日記 150


 昨日は電車が遅れ、しごとにまにあわないかと思ったが、新宿で乗りかえたので何とか間に合った。中央線はけっこう遅れる。焦りはじめると、本も読めないし音楽も聴けない。新宿駅で、後ろを歩いている(とてもいそいでいる)男に舌打ちされた気がした。
 お昼休み、なんとなく気が向いて、むかし働いていた会社を見に行ったら、ビルはまだあって、介護の会社になっていた。いもやも、豆の木も、李白もないが、靴屋とドトールはまだあった。靴屋でちょっといい革靴を買って、うれしくてよく磨いていたことを思い出した。
 
 帰り、東京堂で『みすず』の読書アンケート特集号を買って、カフェで拾い読みした。ほとんどの本は読んでいないが、読みたい気持ちが高まることは、いいことだ。何でもいいから手当たり次第読みたい気持ち。どんな本を必要としているのかは、読んでみないとわからない。
 
 装幀案に悩んでいて、『ユリイカ』の菊地信義特集号をかばんに入れていったのだが、まったく開かなかった。こういうことはよくある。今朝になってかばんから出してみたら、すこし水に濡れていたので、夫に謝った。自分の本ならいいのだが、夫の本は、もっとていねいに扱ってあげたい。