2018年2月28日水曜日
拾い読み日記 23
2月末日。大家さんの家に家賃を支払いにいってまた大きな犬に吠えられた。先月吠えなかったのは、疲れていただけだったのか。猫は犬小屋の上で寝ていた。早稲田の活字屋さんで支払いなどすませてから、銀座の伊東屋へ紙を買いにいく。どことなく春の気配が街にも人にも感じられる。荷物が重かったせいか、とても疲れた。というより、ほんとうは、あの建物が苦手なのだと思う。エレベーターを待っているだけで疲れる。そのあとすきな喫茶店でひと休み。銀座でいちばん落ちつく場所。お店の女性たちの物腰も声も表情もやわらかで、ほっとする。
時計屋の時計春の夜どれがほんと 万太郎
昨日、気まぐれにiPhoneのカレンダーをどこまでもスクロールしてみたら、3000年までいってしまった。3000年の1月1日は、水曜日だった。誰かその日を生きるのだろうか?
今日は、電車でもすぐに眠くなってしまって、あまり本は読めなかった。山野楽器で「アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先 )」、試聴して迷ったが、買わなかった。
昨夜、三鷹まで来てくれたTくんと行きつけのお店でのんだ。夜の10時に駅で待ち合わせたりすると、ああ、東京にいるなあ、大人になったなあ、と思う。お花見がしたいね、と言い合う。