2021年5月17日月曜日

拾い読み日記 242


 今朝は、7時ごろかな、と思って起きたら9時すぎだったのでびっくりした。あわてて夫を起こしにいった。

 このところ、鳩を見かけない。名前をつけたせいだろうか。今度きたら、ふつうにしていようと思う。さりげなく、あ、鳩だ、という感じで、じろじろ見るのはやめよう。

 階下にいる鳥のことを思っただけで、鳥がそれに反応して鳴いているようだ、と確か百閒の随筆で読んだ気がする。ほのぼのした話ではなくて、そのことに気がついた瞬間、ぞっとした、という話だったと思う。

 たっぷり水をふくんだ風が吹き荒れて、葉擦れの音が波の音のようだ。