2018年7月26日木曜日

拾い読み日記 52

    今日はすこし過ごしやすいけれど、なんだかだるくて力が入らない。こころがざわざわして、心身ともに重い。のろのろ洗濯や片付けをして午前中が終わった。すこし横たわって筋肉をゆるめるポーズをとっていたら、寝入ってしまった。
 日記が読みたくなって、須賀敦子の日記をよんだ。疲れてたり、眠かったり、ひるねしたり、仕事がはかどらなかったり、イヤな人に会ったり、そういうところを読むと、そうだよね、と思う。ほっとする。42歳の須賀敦子。仕事への思いと、ときどきふいにはさまれる、祈りのような言葉にうたれる。
 「沈黙のある生活というものが私は本当に好きだ」。これは痛烈な批判の言葉でもあって、「いい加減」な教会に対するものだけれど、沈黙のない生活を送るものにも、ぐさっときた。