2019年5月21日火曜日
拾い読み日記 121
朝から雨。ぼうっと過ごす。
昨日はSUNNY BOY BOOKSへ納品に。しばらくお店にいたがだれもこないので散歩に出た。飯島書店をみつけて入る。じっくり棚をみて4冊購入。2000円いかないくらい。財布にも2000円くらいしかなくてひやっとした。もっと入っているかと思った。
4冊のうちの1冊、北原白秋訳『まざあぐうす』(角川文庫)は、スズキコージの挿絵もたっぷり入っていてたのしい。はしがき「日本の子供たちに」をよむ。ところどころうっとりとなるところがある。うたみたいな呼吸、間合い、リズム。
マザア・グウスのおばあさんがそのがちょうの白い羽根をむしると、その羽根がやはり雪のようにひらひらと、地の上に舞(も)うてきて、おちる、すぐにその一つ一つが白い紙になって、その紙には子供たちのなによりよろこぶ子供のお唄が書いてあるので、イギリスの子供たちのお母さんがたはこれを子供たちにいつも読んできかしてくだすったのだそうです。いまでもそうだろうと思います。
いつか白秋全集がほしい気がしたけれど、どうかんがえても置き場所がない。