2019年5月23日木曜日
拾い読み日記 123
午前中、すこし仕事。なかなかうまくいかない。お昼に出たら、日差しがきつくて、つらかった。しおれた躑躅をみて、さみしい気持ちになった。さみしい、というか、わびしい。着ない服を古着屋に持っていった。落ちついたら、本棚の整理もしたい。埋もれている本をみつけて、よみたい。
帰ってきて、ぐったりして、すこしねた。起きて、珈琲をのんでから、『宮川淳著作集』(美術出版社)をひらいた。
実際、引用とは読むこと(享受)であるのか、書くこと(創造)であるのか。そこでは読むことが書くことであり、書くことが読むことであるような、この鏡の空間。(「引用について」)
小冊子はできたとはいえ、まだ制作途上のような、問いの中にいるような感じがして、うまく「生活」できていない感じがする。手紙を書いたり、ものを送ったりしなければ、と思いつつ、何日か経ってしまった。
宮川淳をよんだのは、昨日、三浦雅士の『幻のもうひとり』を拾い読みしたからだった。手元にないので、うろおぼえだが、あとがきに書いてあったことが、気になっている。幻のもうひとり。いいタイトルだな、と思う。