2019年2月22日金曜日

拾い読み日記 81


 気持ちのよい晴れ。
 
 今朝は、午前3時に目が覚めてしまう。背中からぐいぐい押してくるものがあり、とっさに、霊だ、と感じて、布団をかぶってナンミョウホウレンゲキョウ、と心の中でとなえた。あれっ、ナムアミダブツだっけ?と思い直して、また何度かとなえた。霊はそのうち去っていった。夢かな? と朝、夫に言うと、夢だよ、という。

 白い手紙がとどいて明日は春となるうすいがらすも磨いて待たう  斎藤史

 いつか、春の歌集をつくるときがあったら、この歌を刷ってみたい、と思った。
 白い手紙を待っているような日々。届くこともうれしいけれど、待つことの中にも、うれしさがある。
 この、「白い手紙」のような本を、つくることができたら。