2020年3月21日土曜日

拾い読み日記 166

 
 組版の会社でアルバイトをさせてもらいながらInDesignをきちんとおぼえようとして、もう2ヶ月ほど経つが、まだぜんぜん、使いこなせない。レッスンとして、自分の日記を組んでみようとして、あちこちで、つまずいている。
 本を一冊組めるようになるのは、いつのことだろうか。遠い目になる。
 日記をちらちら読み返すと、ほとんど忘れていることばかり。でも、縦になるのは、おもしろい。ときどき、今の自分への手紙みたいな言葉も見いだす。思いも考えも感覚も、どんどん、変わっていく。かつての自分は、親しい他人だ。
 
 書くとは、時間の不在の幻惑に身を委ねることだ。われわれは、おそらく、ここで、孤独の本質に近づいている。(モーリス・ブランショ『文学空間』粟津則雄・出口裕弘訳、現代思潮社)

 何を書くかは、置いておく。どのように書いていくか、最近はそのことばかり、かんがえているようだ。