2019年6月6日木曜日

拾い読み日記 130


 暑い日。明日から天気がくずれるらしいので、今日のうちに、と布団を干したり、シーツを洗ったり。午後から頭痛。横たわって俳句を読む。『橋本多佳子全句集』(角川文庫)から、いくつかノートに書き留める。
 
 薄翅かげろふ墜ちて活字に透きとほり

 日がしずんで、ようやくすずしい風が吹いてきた。ベランダで雲をみていたら、しだいに三日月があらわれて、それをしばらくのあいだみていた。月は、淡い桃色で、雲とほとんど同じ色に見えた。ずっと記憶しておきたいような空だった。

 何もつくっていないと、ゆっくりとしずんでいきそうになる。
 つぎの展示は11月。その前に、何かをつくろうかな、とちらっと思った。