2015年3月14日土曜日

3月のおしらせ






朝はすっきりときれいな青空だったのに、いまは曇りで、寒いです。と書いているうちに、また晴れです。
今日は3月14日。なんとなしに、おめでたい日。

さっきラジオから、「最後の春休み」という、甘いような淡いような切ないような曲が流れてきて、そういえば、卒業式でもらったあのボタンは、どうなったのだろう、と思いました。たしか、口をきいたこともない卓球部の先輩に、みんなでもらいにいって、キャアとかいって、いま思えば、さほどすきでもなかったような気がするけれど、どうだったでしょう。名前もおぼえていません。

さて、もう3月なかばになりまして、お知らせするのが遅くなりまして、たいへんもうしわけありません……が、今月は、ふたつのことに参加しています。

3/3〜3/29まで ブックスモブロ(鎌倉)にて

3/4〜3/22 Motoya Book・Cafe・Gallery(初台)にて
(ヒロイヨミ社とananas press、両方参加しています)

ぜひぜひ、足をはこんでみてくださいね。
寒くなったり、暖かくなったりです。
花粉もとんでいるみたいです。
どうぞご自愛くださいますよう。


追伸 おめでとう北陸新幹線

2015年1月23日金曜日

言葉と歌の往復書簡




寒い日がつづいています。

一昨日の夜、眠るまえになにかよみたい、と思って、ふとんの中から手を伸ばして、杉浦明平編『立原道造詩集』(岩波文庫)をなんとなく手にとって、開いてみました。詩をすこしよんで、それから、編者による解説を。あとがきや解説がよみたくて、その本を買うこともあります。

「明平は現実、現実というけど、明平とぼくとが今ここでこうして論じ合っているのが現実なんだろうか。二人が立って争っていることそのものが幻影にすぎないのじゃなかろうか。そうでないと、どのようにして証明できるんだ」

ある夕ぐれ、立原道造が友人の明平さんにいった言葉を、だれかにぶつけてみたいような。今、ここで、こうしているのは、現実なんだろうか、と。

一月は、そんなふうにして過ぎていきます。

さて、来月のお知らせです。

「真冬の陽だまりライブ、言葉と歌の往復書簡をソラで。」
「惑星のかぞえかた」の歌と、わたしがえらんだ言葉を、あわせて聞いてください。
Thursday coffee standのデザート珈琲と、SUNNY BOY BOOKSの本もいっしょに。撮影は和久井幸一さん。
企画されたのは、美肌室ソラの舘山さんです。
石坂さんと対話もします。聞いてみたいことが、いろいろあります。
石坂さんのつくる音楽が、とてもすきです。曲をくりかえし聞いて、言葉をえらびました。歌が、詩が、どんなふうに聞こえるのか、たのしみです。とてもどきどきしています。
2月15日(日)14時からです。くわしくは、こちらをご覧ください。

来月は、ananas pressとして、サンフランシスコで開催されるThe CODEX Foundation Book Fairに参加してきます。こちらも、どきどき。aさんの足をひっぱらないように、がんばりたいです。どんな人に、本に、会えるのでしょうか。

なんだか、胸がくるしい毎日です。


追伸 黒い月も、今日はほんのり白くみえました







2014年12月3日水曜日

ふることば







おはようございます。
窓を開けたら、とても冷たい空気にひやりと頬をなでられて、ひゃっと思って、ああ、冬なのだ、と実感しました。いつのまに冬になったのでしょう。ラジオで話している人の声もしゃがれています。彼は、風邪をひいているのでしょうか。わたしは元気です。

来週の土曜、13日からSUNNY BOY BOOKSで「展示フェア」はじまります。

 + + + + +
ふることば  ヒロイヨミ社
期間=1213日(土)- 1230日(火)
平日 13:00-23:00 / 水・木 15:00-22:00
土日祝 12:00-21:00 / 定休日なし
*1229日(月)30日(火)は12:00-21:00となります。
会場=SUNNY BOY BOOKS
152-0004 東京都目黒区鷹番2-14-15
(東急東横線・学芸大学駅東口徒歩約5分)
 + + + + +
今回、「恋」をテーマに『ヒロイヨミ』をつくりました。いや、今まさにつくっています。明けても暮れても恋のことば。自分のことを、気がふれているのではないか、とこれまで何度か思ったことがありますが、そんなことはなかったです。ぜんぜんでした。もの書くひとびとの熱さと激しさといったら。「恋と云ふ心に住める生きものゝ猛きを放つ一人の人に」(与謝野晶子) おそろしいです。並のひとでは、あたまからたべられてしまいそうです。でも、こういうことをことばにする人がすきです。ことばにできなくて、ことばにするくらいなら、いっそのこと、という人もいて、そういう人は、いとおしいです。
さて、作業はなにもかもが遅れがちで、DMの発送もままならず。どなたに送って、どなたに送ってないのか、もはやあやふやです。二回届いたら、二回いらしてください。届かなくても、いらしてください。SUNNY BOY BOOKSはよい本屋さんです。
店主の高橋くんとはじめて会ったのは、2011年の冬、清澄白河の「しまぶっく」で。本関係の人たち何人かでのみましょうということになり、夜に待ち合わせたのでした。はじめまして、とかなんとか言いあって、どこでのもう、とか話したりして。ういういしいやりとり。そのとき、店じまいする渡辺さんをさっと手伝いだした高橋くんの、あまりにもさりげない動きに、なんだかいい子だなあと思ったことをおぼえています。それから、書肆サイコロでやらせてもらった「活版とことば」展を見にきてくれて。那覇の言事堂でも会ったりして。年をとったせいか、むかしの話をするのがすきです。むかしといっても、3年前のことですが。ずいぶん時が流れたような気がしています。
去年の6月にオープンした高橋くんのSUNNY BOY BOOKS。いくたびに、棚をみるたびに、うれしい気持ちになります。陽射しそのもののような本たち。太陽にむかって、すくすくのびていくこころ。この世界には、まだまだ読まれていない本がたくさんあって、自分にはまだまだ知らないこと、わからないこと、感じてないことがたくさんあって。ぐるぐる目眩がして、もっと本を読みたくなります。近所にあったらいいのになあ、と思います。
そういう本屋さんです。
展示フェアでは、ヒロイヨミ社の販売中のもの全点と、あわせてananas pressのものも置いてもらいますので、お手にとってごらんいただけたらさいわいです。
では、夜にはまたきっと寒くなりそうです。風邪など召されないように、あたたかくしてお過ごしください。よい一日になりますように。

追伸 写真と本文はあまり関係がなくて、これは2011年にシドニーで撮ったものです

2014年10月3日金曜日

10月のおしらせ




空の青が澄んでいて、目にしみるような10月です。

10月3日金曜日、今日から沖縄で山之口貘生誕111年記念「貘展」がはじまります。お世話になった白井さん、阪田さん、みなさま。どうもありがとうございます。
ヒロイヨミ社は、昨年12月、書肆サイコロでの貘展の際につくった『猫ねずみりんね』を出品しています。貘さんの詩3編と、3人の方々(秋葉さん、宮浦くん、大輔さん)の文章を収めた本です。お手にとってごらんいただけたら、うれしいです。
送られてきた会場の写真に、那覇の青い空や近所の白い建物まで映りこんでいて、見ていたらとってもとっても行きたくなってしまったけれど、気持ちだけ、翼をつけて飛ばします。ぶじに届いたら、知らせてください。
期間中、多くの方々が貘さんの世界にふれ、その詩を読み、その存在を近くに感じるのだろうなあ、と思うと、しあわせな気持ちになります。今日が迎えられて、よかったです。
13日まで、どうぞ、よろしくお願いいたします。

再来週、早稲田のブックカフェCAT'S CRADREで開催のBOOK FESに参加します。ヒロイヨミ社は、なにかあたらしい(ちょっとした)もの、つくれるかどうか、まだ(まだ!)わからないのですが、なんだかたのしそうですので、よかったらぜひ、本をさがしにいらしてくださいね。会場でお待ちしています。

independent bookstore’s BOOK FES.2014
1012日(日)、13日(月・祝)10時〜18時 早稲田・CAT'S CRADREにて
アニマル洋子/絵本の家/水中書店/タイガーブックス/2手舎/ヒロイヨミ社(12日のみ)/ブックエンド(from富山)/boid/松田水緒(ペインター)(13日のみ)/古本ユニットricca/chez an(スイーツ)

SUNNY BOY BOOKSのホームページで、コラムを連載中です。先日2回目更新しました。
今回は、読むこと、読むひと、言葉と出会うこと、などについて。読むとは、秘められているけれど開かれた行為でもあって、不思議なそのことに、思いは尽きません。毎日読んで、毎日考えます。読めば読むほど、考えはあたらしくなっていって、確かなことは、なにもないような気がしてきますが、気がむいたら、どうぞ読んでみてください。

かまくらブックフェスタがおわって約3週間たちました。今年も、ありがとうございました。今年も秋の鎌倉で、さまざまなことがありました。階段から滑落したときの痣が消えてしまって、すこし淋しいです。

昨日、布団の中で本を読んでいて、うとうとしかけたとき、耳元で蚊の羽音がしました。まだいるのだ、とおどろいて蚊遣りを焚き、煙がこもるとくるしいので窓をほそく開け、遠い虫の声を聞きました。いったいどこにいるのだろう。そんなにちいさなからだで、こんなところにまで声を響かせて。そのうつくしい幽かな声で、こころならずもヒトの雌を誘惑する彼。相まみえることは、永遠にないけれど。隔てられているからこそ、思いをつのらせているのかもしれません。

よい日に、よい月に、なりますように。


追伸 ひさしぶりに電車にのって(どきどき)、パスポート更新に(どきどき) 写真はシドニーの猫です

2014年9月6日土曜日

かまくらブックフェスタ 2014


9月14日(日)、15日(月・祝)と開催されるかまくらブックフェスタに、今年も参加いたします。
ヒロイヨミ社としては、はじめての出展ですので、気持ちもあたらしく、鎌倉にむかいます。みなさま、どうぞよろしくお願いいたします。
詳細はこちらのHPをご覧ください。

ヒロイヨミ社の本とあわせて、白井明大さん、山羊の木山田理加さんの本・作品も販売します。
活版印刷(活字)でつくられたもの、一年目の「活版とことば」でも紹介しましたが、四年目の今年、また見ていただけたらと思います。

江崎満さんの森羅万象展も、たまらなくたのしそうですね。
どきどき・むらむらしました。

ananas press「Circle」が終了して、はや一ヶ月。みなさまに作品をお返しして、たのしい時間が終わってしまいました。でも、展示は終わったけれど、本は、作ってからが長いのです。これからも、がんばっていきます。
あらためて、どうもありがとうございました。
『Circle』はひきつづきcircleで取り扱ってもらっていますので、見かけたら、ぜひ手にとってみてください。ギャラリーでは、昨日から江本典隆さん(えもやん)の写真展、はじまったようです。
おめでとう。

このところ、涼しくなったり、また暑くなったりです。今日は暑いです。蟬が鳴くかな。
どうぞお身体に気をつけて、夏のつかれなど出ませんように。
たのしい秋でありますように。
お時間ありましたら、ぜひ鎌倉にお出かけください。


追伸 ヒロイヨミ社の新作は…ありません…

2014年8月1日金曜日

『Circle』ができるまで







8月になりました。

わたしも『Circle』ができるまでの話を書こうとしているのですが、暑さと酔いであたまがぼうっとしてしまって、うまく書けない気がします。

世界中から見つけてきたマルの写真と、好きな本の一節と、5人のアーティストたちの作品をつなげて、一冊にしました。どうつなげるか、入れ替えたり加えたり取り去ったり、なかなか時間がかかりましたが、ananas pressらしい円になったように思います。

6月はじめ、名古屋のaにラフを送ったら、あんなにおもしろいかたちができてきて、わあ!と思いました。二人でつくるよろこびって、こういうことです。一人ではけして生まれないものが生まれる。それが次第にかたちになっていく。その目眩くようなたのしさ。
みなさんによる作品をはじめてみたときも、わくわくしたり、痺れたり、感動のあまり涙が出たり、思い返せばまったくドラマチックな日々でした。
やっぱり本をつくることは、旅に出ることに似ているなと思いました。五感が世界にひらかれる。いつもとちがう景色がみられる。

「いつかあるとき、世界はまあるくてぐるりぐるりと歩いてくことができました。」

わたしたちが、これまで歩いてきた場所、出会った人々、交わした言葉、読んだ本。
そういうものすべて、今までも今もこれからもまるまる含んで、この一冊になりました。
へんな本だなあ。本ってへんだなあ。
そう思ってもらえたら、つくってよかったです。

8月4日(月)までcircleにて開催です。
真夏の陽射しにじりじり灼かれて、今日はギャラリーの近所にすむ猫の肉球をさわりすぎて、すこしだけ、いやがられました。でも、明日も見かけたら、さわるつもりです。

お時間ありましたら、ぜひcircleでお会いしましょう。
どうぞ暑さには気をつけて。

(本の写真はコロンブックスの湯浅さんによるものです。どうもありがとうございます…)


追伸 勢いあまってハグしたら、純くんはプニプニ、岳朗さんはゴツゴツしていて、絵そのまんまなのだなあと思いました

2014年7月7日月曜日

Circle in circle


ananasDM-ura.jpg



雨の七夕です。カレンダーをみるたびに、もう7月? と思ってしまいます。毎日思ってしまいます。年が明けたのは、ついこのあいだのような気がするのに。大雪の記憶もまだなまなましいのに。中止になった新年会もまだやっていないのに。ノブコさんは、マイペースだよね。このあいだ、ものすごくマイペースだなあとつねづね思っている方からいわれてしまいました。そうなのかなあ。そんなことないんだけどなあ。
さて、5年ぶりにananas pressの展示をやります。あたらしい本『Circle』、circleへ、ぜひ見にいらしていただけたら、うれしいです。
わたしたちのまわりの5人の方、その作品と人柄にとてもひかれる方々に、この本のために、作品をつくってください、とお願いしました。どれもすばらしいものです。どうぞたのしみになさってください。
みなさま、ほんとうにありがとう。ありがとうございます。本をがんばってつくっています。たのしんで、おもしろがっていただけるものになるようにと。
5年前の展示からは、変わったこともあれば、変わらないこともあって。今はそのどちらも、すてきなことだと思っています。さまざまなめぐりあわせで、こうして本を作ることができて、こころからうれしくて、たのしいです。その有り難さは、年をとってみないと、ほんとうにはわからないことでした。もちろん、たのしいだけでなく、無事にできるかどうか、よいものになるかどうか、心配で抜け毛もふえてはげそうでこれまた心配ですが、それもこれも、やっぱりたのしいです。ふたりではげましあっています。
わたしたちの描いた円、なんだかへんかもしれませんが、ひらかれた、おおきな、はずむような円であったらいいなと思います。だれかの(じぶんの)こわばったこころを、まるくやわらかくするような。
そこまで、届きますように。
     

ananas press exhibition
Circle
2014.7.18 (fri) – 8.4 (mon)
12:00-19:00
 火・水・木 休み
ananas pressの新しい本『Circle』を中心に、
これまでにつくった本を展示販売いたします。また、『Circle』のために
つくられた、5人の友人たちによる作品も、あわせておたのしみください。
参加作家:Anna Gleeson狩野 岳朗fancomi/星 幸恵/松本 亜季
在廊予定日=7/18, 19, 20(2人とも) 7/26, 27, 8/2,3(山元のみ)
—————————————————————————————
7.19(sat) circle gallery & books
オープン1周年のこの日に、
opening party
を開催します。18時より。どうぞご参加ください。 
—————————————————————————————
circle gallery & books
186-0011
東京都国立市谷保5119 やぼろじ内 tel/fax 042-505-8019

追伸 ひさしぶりのアナナ活動で、体力、視力、女子力の限界をひしひしかんじています