空の青が澄んでいて、目にしみるような10月です。
10月3日金曜日、今日から沖縄で山之口貘生誕111年記念「貘展」がはじまります。お世話になった白井さん、阪田さん、みなさま。どうもありがとうございます。
ヒロイヨミ社は、昨年12月、書肆サイコロでの貘展の際につくった『猫╱ねずみ╱りんね』を出品しています。貘さんの詩3編と、3人の方々(秋葉さん、宮浦くん、大輔さん)の文章を収めた本です。お手にとってごらんいただけたら、うれしいです。
送られてきた会場の写真に、那覇の青い空や近所の白い建物まで映りこんでいて、見ていたらとってもとっても行きたくなってしまったけれど、気持ちだけ、翼をつけて飛ばします。ぶじに届いたら、知らせてください。
期間中、多くの方々が貘さんの世界にふれ、その詩を読み、その存在を近くに感じるのだろうなあ、と思うと、しあわせな気持ちになります。今日が迎えられて、よかったです。
13日まで、どうぞ、よろしくお願いいたします。
再来週、早稲田のブックカフェCAT'S CRADREで開催のBOOK FESに参加します。ヒロイヨミ社は、なにかあたらしい(ちょっとした)もの、つくれるかどうか、まだ(まだ!)わからないのですが、なんだかたのしそうですので、よかったらぜひ、本をさがしにいらしてくださいね。会場でお待ちしています。
independent bookstore’s BOOK FES.2014
アニマル洋子/絵本の家/水中書店/タイガーブックス/2手舎/ヒロイヨミ社(12日のみ)/ブックエンド(from富山)/boid/松田水緒(ペインター)(13日のみ)/古本ユニットricca/chez an(スイーツ)
SUNNY BOY BOOKSのホームページで、コラムを連載中です。先日2回目更新しました。
今回は、読むこと、読むひと、言葉と出会うこと、などについて。読むとは、秘められているけれど開かれた行為でもあって、不思議なそのことに、思いは尽きません。毎日読んで、毎日考えます。読めば読むほど、考えはあたらしくなっていって、確かなことは、なにもないような気がしてきますが、気がむいたら、どうぞ読んでみてください。
かまくらブックフェスタがおわって約3週間たちました。今年も、ありがとうございました。今年も秋の鎌倉で、さまざまなことがありました。階段から滑落したときの痣が消えてしまって、すこし淋しいです。
かまくらブックフェスタがおわって約3週間たちました。今年も、ありがとうございました。今年も秋の鎌倉で、さまざまなことがありました。階段から滑落したときの痣が消えてしまって、すこし淋しいです。
昨日、布団の中で本を読んでいて、うとうとしかけたとき、耳元で蚊の羽音がしました。まだいるのだ、とおどろいて蚊遣りを焚き、煙がこもるとくるしいので窓をほそく開け、遠い虫の声を聞きました。いったいどこにいるのだろう。そんなにちいさなからだで、こんなところにまで声を響かせて。そのうつくしい幽かな声で、こころならずもヒトの雌を誘惑する彼。相まみえることは、永遠にないけれど。隔てられているからこそ、思いをつのらせているのかもしれません。
よい日に、よい月に、なりますように。
追伸 ひさしぶりに電車にのって(どきどき)、パスポート更新に(どきどき) 写真はシドニーの猫です