2020年9月1日火曜日

拾い読み日記 200


 ぐるぐる、くらくら、ふらふら、ふわふわ。めまいには、だいたい四種類あるらしい。どれも経験したことがあるが、昨日のは、ふらふら、だったようだ。午後、昼寝から覚めて起き上がってみると、うまく歩けなかった。夜まで寝ていて、それからそうっと起きてみると、わりと、だいじょうぶだった。今朝はすこし、ふわふわする。

 窓を開けてみると、秋らしい風が吹いてきた。
 このところ、またネットばかり見てあれこれ読み散らして、あたまが混乱している。何をどうかんがえたらいいのか、わからなくなっている。

 日々の疲労によって解体し、拡散し、打棄てられる僕自身を、僕のペンはあるいは一つに集めることができるかもしれない。(矢内原伊作「戦後の日記から  1」)

 まず呼吸を深くして、疲れを癒やすこと。激しい言葉ばかり求めるのは、疲れているから。読むこと、書くこと、何もしないこと。
 考えることを誰かに預けてしまっては、いずれとりかえしがつかなくなる。