2020年8月24日月曜日

拾い読み日記 199


 まる二日家から出なかったり、頭痛で寝ていたり、夏らしい活発なことはまったくせずに、夏が終わりそうだ。弱々しい蟬の声を聞くと、どこか淋しいような、なんとなくうれしいような、ふくざつな気持ちになる。

 大原扁理『思い立ったら隠居 週休5日の快適生活』がおもしろかった。
 働きかたについて、いろいろと考えたい年ごろなのかもしれない。
 「隠居を決意させたもの」という文章が、つよくこころに残った。本屋さんでアルバイトしていたときのエピソードに、(怖くて)ふるえた。

 私はここにいてはいけない、と思いました。
 こんなふうになってしまう前に、この職場を、こんなになるまで働かなくてはならない社会を、こちらから捨ててしまわなくては。

 そんなになるまで働かなくても、生きていけるということを、忘れないようにしたい。

 またフリーペーパーをつくっている。