2020年9月16日水曜日

拾い読み日記 203

 
 昨日、今日とよくはたらいて、たくさん動いて、ひとに会って、身も心も充実し、ちから尽きたので、夫との夕食をキャンセルして、ひとりでごはんをたべて帰った。ビールとワイン2杯をのんで、すこし、酔っ払った。

 先週、夢中で読んで、読み終えた、ベルンハルト・シュリンク『オルガ』のことを、何かしら書き留めたいと思っていたのに、なかなかできなかった。

 憧れとは何でしょう? ときおり、あなたへの憧れはまるで物質のようです。見過ごすこともできず、場所を移動させることもできず、行く手をふさいでいます。それでも部屋の一部であり、わたしはもう憧れが邪魔をすることに慣れました。ただ憧れは、何かの打撃のように突然襲いかかってくるので、声をあげて叫びたくなってしまうのです。

 第三部、オルガの手紙のなかで、もっともこころに残っているところ。
 憧れとは何だろう?