2019年5月14日火曜日

拾い読み日記 119

 
 曇り、ときどき雨。肌寒い。夕方から晴れた。
 
 ようやく本文の印刷が終わった。へとへとだ。そしてぎりぎりだ。

 何だかわれわれに関することだけしか、このおし合いへし合いの世界の中で、ただわれわれに関することだけしかあなたに書けなくなってしまいました。直接関係のないことはみんな全く縁がなくなってしまったのです。不当なことです! 不都合千万です! しかし唇は呂律が回らず顔はあなたの膝に埋もれたままです。(カフカ『ミレナへの手紙』)

 カフカの手紙は、つかれていてもよめる。むしろ、つかれているときによむのがいい。

 印刷しながら、いったい何をしているのだろう? と、ときどき思った。作業中、むかしすきだったアルバムを聴いていた。サニーデイ・サービス「LOVE ALBUM」とか、Fishmans「空中キャンプ」とか。なつかしさとともに、いったい何をしているのだろう? という思いがつよまった。むかしはもっと、ひとに説明しやすいことしか、していなかった。むかしの知人に会うと、何をしているのか、あんまりいえない。ちょっと、はずかしいのかもしれない。

 でも、今のほうが、たぶん、たのしい。こういうことをはじめなければ、会えなかったひとの存在に、ささえられている。
 
 今日は疲れたので夕飯はたべずに、もうねることにする。