10月に東京古書会館で開催される洋書まつりのポスターとフライヤーをデザインしました。
アルファベットをモチーフとして、本のようなかたちをつくりました。文字から〈本〉ができないものかと、あれこれ試していて、たまたまできたかたちです。たまたま、ということに、いま、妙にひきつけられています。
ことばがわからなくても、洋書に触れると、こころが弾みます。じぶんの場合は、ことばがよくわからないからよけいに、レイアウトや紙の風合いなど、デザインに目がいきます。
20年ほど前はじめて海外に行ったとき、ロンドンの本屋さんでどぎまぎしながら本を買ったら、店員さんが、enjoy.といって、にこっと笑いながら本を手渡してくれました。本屋さんの名前も買った本のタイトルもすっかり忘れてしまったけれど、あの店員さんのことばとかろやかな雰囲気は、おぼえています。(びっくりしたから)
読めても読めなくても、本をもっとたのしめたらいいなあ、と思います。
水中書店もはりきっていますよ。