2025年1月24日金曜日

拾い読み日記 315

 
 誰かが本を読むと聞けば、僕はほっとします。本を読みたいと思う自分にそのひとが出会えたという事実に安心するのです。愛することを望む自分に会えたひとがいれば、それが誰であれ僕はほっとしますが、それと同じことです。(パオロ・ジョルダーノ)

 本屋で手にした、『ダリタリア・リブリ』というフリーペーパーに、いい言葉が載っていた。
 今日も本は読めなかったが、本を読みたいと思う自分は、いた。

 ポスターの制作を進める。昨日描いた絵に、色を塗ってみる。楽しい作業だったけれど、出来上がったのを見てみると、塗らないほうが、ずいぶんいい気がした。
 考え直すことにする。

 53歳の誕生日に、「六花」をみにいった。雪のかたちがこころにしみとおって、なんだか、祝福されているような時間だったなあ、と思いだしている。