2024年3月20日水曜日

拾い読み日記 295

 
 テニス部にいく夢をみた。テニスコートに立ってボールを待っているのだが、ラケットがない。しかたがないから、手で打ち返した。痛かったので続かなかった。もっとラケットを買い足すように、と進言して、テニス部を去った。険悪な空気がただよっていた。

 言葉のよい道具になりたい、などと思うことは、不遜だったかもしれない。道具がそんな思いを抱いているなんて、使いづらいに決まっている。考え直すことにする。

 どうも自分には、非人情なところがある。本に対しても、非人情な読み方をやめられない。

 今日のつかのまの読書は、非人情つながりで、『草枕』。それから『小山さんノート』、『文芸研究』から「わが隣人パシェ」(千葉文夫)。
  
 朝は快晴だったのに、みるみるうちに雲が広がり、今にも雨が降り出しそうだ。