2022年1月16日日曜日

拾い読み日記 267

 
 先月から通いはじめた整体の効果がではじめたようで、腰痛がなくなった。まだ、背中の張りを感じることはあるが、以前よりは、だいぶ、軽くなった。はじめてからだの凝りを感じたのは20歳のころだから、ずいぶん、不調とのつきあいは長い。50歳になろうとして、よくなる、なんてことがあるのだ。

 「名付けようのない踊り」を踊る人の声をラジオで聞いた。聞き始めたら、終わりまで聞きたいと思わせる、何かがあった。声の、深さ、だろうか。とても低いところで響いている。
 言葉が苦手だった、とその人は言った。読んだ本に何が書いてあったか、忘れても、たしかに自分の肉になった。そういう読書をしてきたと。本棚の写真を見た。書庫にただよう雰囲気は、その人の、顔に、からだに、よく似ている。
 
 部屋の本棚をみまわす。これらの本たちと、自分のからだは、どういう関係にあるのだろうか。