2018年4月26日木曜日

拾い読み日記 29



 一件入稿を済ませて出かけた。用事で二軒の本屋さんへ。あるミスをおかしてしまい、心配と後悔でもやもやしながら帰ってきた。反省して、ある決意をする。
 切り替えよう。
 
 帰りは水中書店で20分ほどお店番。そのあと店内をうろうろしていた。棚を見ていると気が紛れた。いろいろと手にとって読んでみて、おもしろそう、と思っても、レジに向かう気力がわかない。均一に大岡信『百人百句』があって、これはあまり迷わず購入。

 今日はぜんぶで本を4冊買った。行きつけの喫茶店であれこれ開いたり閉じたりした。静かな喫茶店でゆっくりすごしていると、だんだん満たされた気持ちになる。
 リヒターの「ノート」がおもしろかった。

 「九〇年六月六日 眠かったり、気分がのらなかったり、やる気がなくてもよくて、何日も何週間も不調で、つまりなにもしなくてもよい職業とはどんな職業だろうか?」(ゲルハルト・リヒター『写真論絵画論』) 

 川村でリヒター展をみたのは何年前だろうか。たしか最終日で、誕生日だった。いっしょにいった私塾の友人、KTさんとKNPさんは、元気にしているだろうか。元気だといいな、と思う。
 
 明日から、仕事と制作に集中したい。