2016年6月9日木曜日

ソラでよんだ言葉






ライトグレーの、梅雨の空。ときおり電車の音がするほかは、鳥のさえずりばかりが響く、しずかな午後です。

美肌室ソラでの「読書サロン」、最終回もぶじに終了しました。
ご一緒したみなさま、企画してくださった信子さん、こころから、ありがとうございました。

慣れないことばかりで、あたふたするうちに、なんだか自分が更新されたようです。言葉をめぐって、これからも、人と言葉を交わしていこうと思います。そして、読むこと、作ることを通して、いっそう深く本の世界をさぐっていけたらと。

以下に、よんだ作品のタイトルをあげておきます。
ひとつひとつの言葉に、ひとりひとりの声や記憶がしみついて、なつかしい感じがします。きっといつまでも、そのように感じることに、なりそうです。

またどこかで、お目にかかれますように。


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・中原中也「湖上」  
・樋口一葉「月の夜」
・北原白秋「月光の谿」
・宮沢賢治「かしわばやしの夜」(抄)
・井伏鱒二「逸題」
・李白「月下独酌(其一)」
・歌 西行
・俳句 幸田露伴、松尾芭蕉

・三好達治「雪」
・津村信夫「雪球(スノウボール)」
・宮沢賢治「作品第一〇〇四番」(『春と修羅 三』)
・岸田衿子「雪の絵本」
・吉田一穂「雪」
・中原中也「生ひ立ちの歌」
・歌 北原白秋
・俳句 野澤節子

・山村暮鳥「風景  純銀もざいく」
・辻征夫「わたしは沈丁花が」
・川崎洋「たんぽぽ」
・征矢泰子「チューリップ」
・三井葉子「さくら」
・歌 与謝野晶子、堂園昌彦
・俳句 河東碧梧桐、三橋鷹女、柴田白葉女、星野立子

・尾形亀之助「雨 雨」
・吉野弘「日本の六月」
・山之口貘「雨と床屋」
・串田孫一『雲花雨雪樹鳥海夜』より 雨の言葉
・新川和江「傘をさして……」
・小池昌代「晴れ間」
・歌 若山牧水
・俳句 日野草城、永田耕衣、飯田龍太

・多田智満子「天領」
・岸田衿子「木の影」
・石垣りん「行く」
・江代充「幹をつたって」
・谷川俊太郎「き」
・高見順「深夜の樹木」
・俳句 阿部完市、津沢マサ子 

・永瀬清子「金星」
・山村暮鳥「夜景」
・多田智満子「星の戯れ」
・玉置保巳「星」
・伊東静雄「夜の葦」
・岸田衿子「星はこれいじょう」
・室生犀星「星」
・歌 与謝野晶子
・俳句 松尾芭蕉、山口誓子、今井聖

・三好達治「春の岬」
・中勘助「ほほじろの声」
・大岡信「ライフ・ストーリー」
・蜂飼耳「鳥のかたちに似ている日」
・村野四郎「鳥の巣」
・貞久秀紀「上下ちりぢりの鳩」
・歌 若山牧水、小原奈実
・俳句 小林一茶、正岡子規、日野草城

・山之口貘「天」
・谷川俊太郎「かなしみ」
・三好達治「Enfance finie」
・原民喜「部屋」
・飯島耕一「矩形という限定」
・大岡信「双眸」
・R.ブラウニング(上田敏訳)「春の朝」
・歌 式子内親王
・俳句 与謝蕪村、恩田侑布子



追伸 空の下でのピクニックごはん、たのしくて美味しかったです