「梅雨は降り梅雨は晴るるといふことを」(後藤夜半)
きょうは、しっかりと、晴れています。暑い日。 ひさしぶりの洗濯ものが、よく乾いて、こころまでカラリと乾いてゆく気がします。
西荻窪のギャラリーみずのそらで、「漂流線」というグループ展を開催します。
同じメンバーで、4回目となる今回の展示。前回のグループ展「蒐集記」(2013年11月)が終わって、搬出後すぐに、オーナーの小峰恵子さんから次回の開催を提案され、そのあいだに小峰さんは、突然いってしまわれましたが、このたび、また同じメンバーで開催できることを、とてもありがたく思っています。
詳細は、以下です。
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「漂流線」
日時:2016年7月16日(土)〜7月24日(日)
13:00〜20:00(18日〜17:30、最終日 〜18:00) 19日(火)休
「水の手紙/空の余白」「机上の灯台」「蒐集記」につづくブックアート/銅版画/木版画/冊子/短歌 etc. +活版印刷の作品展
場所:ギャラリーみずのそら
東京音杉並区西荻北5-25-2 tel/fax 03-3390-7590
◉ライブ「漂ふ鳥・迷ふ鳥」
《出演》短歌:石川美南(山羊の木) 音:津田貴司
《日時》7月18日(月・祝)受付17:30〜、開演18:00〜
《入場料》1500円
◉7月23日(土)、24日(日)
赤井都による「漂流線」を作るワークショップ開催
《参加費》3000円 予約不要・随時受付
◉期間中、カフェにてあゆみ食堂の特製かき氷をご用意しております(数量限定)
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小峰さんには、三鷹でひとり暮らすようになってから、なにかと誘っていただいたりして、たのしい、あたたかな時間を、たくさんくださったものだなあと、思い出しています。前回の展示の打ち上げでは、参加者たちが持ち芸(というかなんというか)を披露し、みんなでお腹が痛くなるほど笑いました。うつくしいものとおもしろいことが大好きで、人にも物にも愛情をおしむことなく注がれた、小峰さんでした。
「漂流線」のために、ヒロイヨミ社は、『漂流箋』をつくっています。
誰かにあてた手紙のようであり、宛先を持たずに漂っているようでもある言葉をあつめた、冊子です。なんとなく、曇りの日の、海のしずかなつぶやきのような、(本)になりそうです。
ひとり暮らしからふたり暮らしになり、一年がたち、だんだん、おちついてきました。ひさしぶりに活字を組んで、自分で印刷するつもりです。どうなるのでしょう。とりあえず、活字を整理して、試し刷りして、植物由来のインキ洗浄剤をしらべてみました。食べる部屋も、寝る部屋も、刷る部屋も、同じになったので、ちょっと、気をつかいます。ひとりのときは、部屋が狭すぎて、印刷機は預けた(置いてきた)ままになっていました。
DMが刷り上がり、まだあまり配布したり送ったりできていませんが、これからがんばります。
ひとまず、三鷹の古本屋・水中書店(夫がやっています)に置いてあります。わたしもときどき、お店番していますので、どうぞお近くにお越しの際は、寄ってみてください。いい本がたくさんあります。(ヒロイヨミ社の本は置いてません)
DMデザインはわたしが担当し、写真は山羊の木の橋目侑季さんが撮ってくださいました。
どうぞよろしくお願いします。
暑い時期だと思いますが、かき氷もありますし、足をお運びいただけたら、うれしいです。
追伸 西日とのたたかいになりそうです