2011年10月2日日曜日

「旅の栞vol.3」のおしらせ





かまくらブックフェスタ「活版とことば」展、ご来場いただいたみなさま、どうもありがとうございました。

始まった、と思ったら、あれっという間に終わってしまった二日間……。たくさんの人にお目にかかってお話しして、わたし自身もたくさん本を買ってほくほくでした。本を作る人には、独特の雰囲気があって、引きこまれてしまいます。なかでも、『書紀』と『書紀=紀』と『stylus』をvia wwalnutsのブースで購入したときの平出隆さんとのふしぎなやりとり……。忘れがたいです。いつだったか平出さんが新聞に書かれていた言葉、「すべての書物がスキャンされようとしている時代、それはプライヴェート・プレスにとっては挑みがいのある時代である」。こちら切りとって社訓にしておりますので、お目にかかれてとってもしあわせでした。


さて、「活版とことば」展、もうすこしゆっくりと、ゆったりと見ていただきたく思いまして、今冬に都内でも開催する運びとなりました。くわしくは追ってお知らせします。


気がつけばかまくらブックフェスタからもう一週間……季節の変わり目のせいか、はたまた年のせいか、疲れ(あるいは余韻)がなかなか抜けません。ともいってられず、今月はまた別の展示会にananas pressとして参加します。


旅の栞 vol.3 〜古本市と活版アート

10月12日(水)〜10月22日(土)11:30〜22:00 

早稲田・CAT'S CRADLEにて

※18日(火)休み、最終日の展示は21:00まで


古本市プロデュース=古本ユニットricca/古本店タイガーブックス

活版アートによる栞=阿部真弓/石松あや(しまりすデザインセンター)/ananas press(都筑晶絵+山元伸子)/松本亜季


展示のお知らせとして作ったフリーペーパーには、出品予定の本の紹介や、参加者による旅や本にまつわる文章が載っています。亜季さんの紙版画とあわせてお楽しみいただけたらうれしいです。ananas pressは、世界のあちこちに住む(おもにaの)友人たちに協力してもらって、本の栞/栞の本を作っています。しかしあと一週間ちょっとでできるのかどうかきわどいところで、さらには紙屋さんの棚卸しだとかで紙の到着も遅れ、白髪も増える一方の今日このごろ。きのう、今年さいしょの金木犀の匂いに、少々あせりました。いつもだったらわーいとうれしくなるのに。



追伸 都電荒川線に乗って逃亡したい…