こころもからだも、断片的なもので出来ている。それらはそれぞれのうごきによって、つながったり、はなれたりする。ぶかっこうなモザイク。できそこないのコラージュ。そういうものとしての、じぶん。モザイクの欠片や、コラージュの紙片が、あたまに落ちてくる。おなかかもしれない。それを手でひろって、書き留める。混乱した今、できることは、それだけだ、という気がする。
囚われの身となり、狭い場所に身をかがめて眠るように強制される夢をみた。その強権的な女性は、高校のときの体育教師に似ていた。本の山が近くにあって、そこからグラフィック・デザイナーの作品集を見つけて開いた。そのデザイナーに対しては、現実には、あまり関心がないのに、それでも、夢のなかでは、その「本」と「デザイン」に魅了され、胸が躍り、力がわいてきた。