2025年10月6日月曜日

ある日 読書と断片




 あたらしい本ができました。『ある日 読書と断片』という本です。日付のある散文集で、拾い読みのための本です。印刷・製本は、リソグラフ印刷のJAMにお願いしました。自分で書いて自分で作った本が、綴じられた状態でまとまって届くことは、ほとんどおそろしいようなことで、しばらくは、うまく、ねむれませんでした。でも、よかったです。本文紙もいろいろだったり、インクの濃淡もあったりで、ヒロイヨミ社らしい、ゆるくてかるい感じの仕上がりになりました。本が読みたいのに読めない人に読んでもらえたら、いいなあ、と思います。  
 まずは今月10日からの、ナツメ書店での展示「言葉と冊子」で販売いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。


 装訂の仕事のお知らせです。酒井健氏の『バタイユとアナーキズム  アナーキーな、あまりにアナーキーな』という本を装訂しました。法政大学出版局から、10月なかばの発売です。装画について、など、くわしく書いてみたい気持ちもあるのですが、今は、言葉がまとまりません……。おちついたら、何かいいたくなるかもしれません。とても、いい本です。くわしい内容はこちらに。



 「ぽかん」の真治彩さんから声をかけていただき、編集工房ノア50周年記念冊子『ノアの50年』に寄稿しました。エッセイと、アンケート「ノアの三冊」、いずれも短いものですが、参加できて、とてもうれしかったです。10月11日、12日には、恵文社一乗寺店でイベントもあるそうです。わたしも、せっかく西のほうにいるので、博多から新幹線にのって、うかがうつもりです。たのしみにしています。