2024年11月14日木曜日

拾い読み日記 311

 
 このところ、激しい感情の波に溺れかけていたようで、心身を消耗した。
 珈琲をのみながら、メイ・サートンの『独り居の日記』を開いて、読んだ。読むのは、どこでもよかった。
 波がしずまりつつあるのを感じた。いきているかぎりは、このように、こころに嵐がやってきて、去って、というのを、くりかえすのだろう。

 展示がおわったことと、卓球の大会で入賞したことの打ち上げで、Mと、昼も夜もビールをのんだ。

 そう書いてから、2週間くらい経っただろうか。
 今日は、朝、パンケーキを焼いてたべた。窓から見える欅の木が色づきはじめていて、眺めているだけで、幸福を感じた。

 すっかり気持ちもおちついている。
 亡くなったとつたえ聞いた、ふるい友人のことを、書いて、消した。