このところ、激しい感情の波に溺れかけていたようで、心身を消耗した。
珈琲をのみながら、メイ・サートンの『独り居の日記』を開いて、読んだ。読むのは、どこでもよかった。
波がしずまりつつあるのを感じた。いきているかぎりは、このように、こころに嵐がやってきて、去って、というのを、くりかえすのだろう。
展示がおわったことと、卓球の大会で入賞したことの打ち上げで、Mと、昼も夜もビールをのんだ。
そう書いてから、2週間くらい経っただろうか。
今日は、朝、パンケーキを焼いてたべた。窓から見える欅の木が色づきはじめていて、眺めているだけで、幸福を感じた。
すっかり気持ちもおちついている。
亡くなったとつたえ聞いた、ふるい友人のことを、書いて、消した。