2018年8月16日木曜日
拾い読み日記 58
風が強すぎて、窓を閉めていても家の中に畑の土が入り込んでくる。今日は洗濯するのはやめておく。
東浩紀『弱いつながり』を読み終えた。「弱いつながり」、予測できない、偶然の、ノイズに満ちた、はかない絆。読んでいると、どこか海外に行きたくなって、航空券のサイトをみたりしてみた。たぶん、いろいろなことに、飽きているのだと思う。「同じ世界のなかで、同じ言葉ばかり検索していて、そしてそれなりに幸せでも、ぼくたちは絶対に老いる。体力がなくなる。それに抵抗することができるのは、弱い絆との出会いだけなのです。」
このところ、本を買ったらすぐに読みはじめるようにしていて、そうすると、けっこうすぐに、読み終えてしまう。読み終えたら、手放したくなる。
今日は、本棚にある、読み終えられない本を読みたい気がする。それは、強いつながり、ということだろうか。行き来することで、見えてくるものもあるだろう。