2018年8月15日水曜日
拾い読み日記 57
帯状疱疹になったのでお酒をもう5日ものんでいない。昨日、だいぶよくなったので、ちょっとぐらいならビールをのんでもいいような気がしたが、夫に止められたので、やめておいた。そしたらほめられたので、うれしかった。
pha『しないことリスト』を読んだ。いい本だった。
「だるさというのは大事な感覚だ。だるさを単なる怠惰な気持ちとして無視するんじゃなくて、もっとだるさに敏感になったほうがいい。╱だるさを感じるときは、「体調が悪い」とか「精神状態が悪い」とか「今やっていることがあまり好きじゃない」とか、そうした漠然とした現状への違和感が身体や気分のだるさとして表れているのだ。」
「「仕事というのは、イヤなつらいことを歯を食いしばって、ひたすら耐えてがんばってこそ成果を残せるのだ!」みたいなことを言う人がたまいいるけど、そんな変な話はないだろうと思う。╱人生はそんなマゾゲーじゃない。」
「死にたい気分のときは、ケータイやパソコンの電源を切って、好きなものを食べまくって、部屋に籠もってひたすら寝よう。╱他人のことや社会のことや、責任とか義務とかは何も考えなくていいから、一切のイヤなことや面倒なことを投げ捨てて、つらくないことだけして過ごそう。ひたすら時間をムダに使おう。」
やさしい人だなあ、と感じた。いつか、ものすごく疲れたりつらくなったりしてどうにもならなくなったときに、読み返そうと思う。
引っ越しのための片付けを進めている。部屋のあちこちがきれいになって、気持ちがいい。だるくなったら、すぐに寝転がることにしている。今日は、ごろごろしながら、荻原魚雷『本と怠け者』を読もうかな、と思っている。思っているけれど、ほかの本を読むかもしれない。
本を減らしたことは、よかった。雑然とした本棚、読まない(読めない)本でいっぱいの本棚も、ストレスだったのだ、と今は思う。