2018年5月13日日曜日
拾い読み日記 35
午前中は小さなコラージュ制作。6月に、あるカフェギャラリーで、たくさんのひとの作品といっしょに展示される予定。時間がかかったが、作るのはとてもたのしかった。紙を切ったり貼ったりするのは、ほんとうにたのしい。
それから『エア メイル』の制作。紙を切って重ねてめくってみる。そうしてみないと進められない。
コーヒーをのみながら、ベン・ニコルソンやモランディの展覧会図録をぱらぱらめくったり、じっとみたりした。水彩画の、滲みや濃淡が、やや沈みがちなこころに寄りそってくれる。
午後から強い雨。なかなか集中できない。
合間に「ともだち」(宇多田ヒカルと小袋成彬)をきいた(みた)。赤い服を着て歌う宇多田ヒカルの妖艶なこと。「恥ずかしい妄想や 見果てぬ夢は 持っていけばいい 墓場に」。届かない手紙を書き続けているような人(声)だな、と思う。
「墓場」といえば、先日、「余命」という言葉を聞いて、次の日、寝覚めがわるかった。たのしい会だったけれど、そのことは、気になっている。人も自分も、いつかはしぬ、と思っていても、いつ、とは思っていない。それは、締め切りのようなものだろうか?