「冬の木」展、終了しました。
見にいらしてくださったみなさま、どうもありがとうございました。
クロージングライブ「冬の木」(勝手にサブタイトル「モグラの大冒険」)、あんなにお集まりいただけるとは思っていませんでしたので、どぎまぎしてたいへんでしたが……、おたのしみいただけましたでしょうか。はたして。
どこかへ出かけようが、出かけまいが、目的地へつこうが、ほかのところへいってしまおうが、それともまた、どこへもつくまいが、ぼくらは、いつもいそがしい。そのくせ、これといって、特別のしごとがあるわけじゃない。そして、一つのことをやってしまうと、また、なにかやることがある。だから、それをやりたきゃ、やるもいいさ。だけど、やらないほうが、まだいい。ねえ、きみ、ほんとに、けさ、なにもすることがないんなら、いっしょに川をくだって、一日ゆっくり、あそんでいかないか?
ケネス・グレアム『たのしい川べ』石井桃子訳(岩波書店)より
すくすく伸びてゆくスカイツリーを背にして、大横川沿いの河津桜もちらりほらりと咲きはじめました。あたらしい季節のために、つぎはなにを作ろうか、いやなにも作ったりなんかしないで、ふわふわのんきにくらそうか、考えだしたらたのしい予感で胸がくるしくなりました。
追伸 会期中に店主が頭をまるめたのは、われわれのせいではないです