
今年も残りわずか。あれもこれもそれもなにもかもやってないけど、まあいいか……という心境になってきました。
振りかえれば、今年もたくさんの人と知りあったり仲良くなったり話したり笑ったり飲んだり歌ったり踊ったり(バンド活動です)、ちょっとしんどいこともありましたが、それも含めてとても実りある、まったくもってたのしい一年でした。
こころから、ありがとうございました。
「 「 「 「 「
ありがとう
わたしに ありがとう といわないで。
きみの心臓が 脈を打っていても
そうやって きみの人生の顔かたちをつくっていても
きみは 別に ありがとう とは いわないだろ。
でも ぼくのほうは きみに ありがとう といいたい。
きみの おかげの 大きさを わたしが 知らないとでも 思うのかい。
その ありがとう が わたしの 歌なのだよ。
リッツォス詩集『括弧』(中井久夫訳/みすず書房)
」 」 」 」 」
この詩を読んでいたら、たくさんの人たちの顔が浮かんで、なかにはもう会えない人もいて、はらはら涙がこぼれました。
その「ありがとう」が、わたしの作るものであったらと。
どうぞよいお年を!
追伸 雉虎たちと仲良くはなれなかったけど、なんとなく気をゆるされた風情です