手帳に書いた予定の日が
かならず来る
世の中に
これくらい恐ろしいことはない
夜もふけて、北村太郎『港の人』を開く。もしかしてこの詩によって、20代の自分は、北村太郎という詩人に、特別な親しみを感じたのかもしれない、と思う。来年の手帳をめくるとき、かすかなおそろしさを、いつも感じる。
夢をたくさんみる。昨晩は、小冊子を数えたり、ならべたりする夢。
雨音をききながら、紙を切ったり貼ったり、めくったりして、ゆっくり過ごせた一日だった。
明日はてきぱきしごとをしよう。『何かが道をやってくる』の続きも読むつもり。今日は、半分まできたところで、やめておいた。重たくて暗くてとびきり魅惑的な、ファンタジーだ。