2020年1月19日日曜日

拾い読み日記 143


 頭痛がつらくて読書に集中できない。『竹西寛子随想集 2』、キャロリン・ハイルブラン『女の書く自伝』、シモーヌ・ヴェイユ『工場日記』をぱらぱら。
 『女の書く自伝』は、今日、水中書店の均一の棚で見つけた。メイ・サートン『独り居の日記』について、「女の自伝における分岐点」と書かれている。日記は、自伝なのか、と思った。そういわれると、そうなのか、と。
 それから、メイ・サートン『70歳の日記』を手にした。

 また日記を書くことになって、うれしい。ずっと、物足りない気分だった。何かが現れるたびに「その名前を挙げていく」ことや、やるべきことをすべて脇に置いて、この美しい場所に暮らしていることの歓びを味わう時間を三〇分だけもつこと。そのことが恋しくてたまらなかった。
 
 今日の歓び。午後の日差しが眩しくて一瞬目が眩んだこと。カレーとビールが美味しかったこと。竹西寛子さんが『海からの贈物』について書いている文章を見つけたこと。すきになれそうな音楽(jan and naomi)を見つけたこと。夢にぬいぐるみが出てきたこと。
 
 いつのまにか頭痛はおさまったが、腰と胃の調子がよくない。