2019年6月20日木曜日

拾い読み日記 134


 「変な夢だった。昨日みた写真集のせいで。仏蘭西麺麭と女。「眠ることは書くことそのものなのである」(口唇論)。孤独に形があるんだなって思いました。はずむ珠のような少女のような人の言葉。イメージと言葉が絶え間なく降り注いで層を成している。コラージュとしての軀。今日は何が貼られるだろう。」

 5年前の12月29日のツイートを、知らない人が、今日「いいね」したので、自分でも読み返した。細かいことをすっかり忘れている。フランスパンと女、の写真集とは、なんのことだろう? 「孤独に形があるんだなって」思ったのは、いったのは、誰? 

 書いていて、すこしだけ、思い出した。5年前、「ふることば」展で会った人だと思う。
 知らない人は、きっと、「口唇論」で検索したのだろう。勝手に索引がつけられるみたいで、おもしろい。
 写真集のことは、まったく思い出せない。変な夢のことも。

 午後、日野草城の全句集から、いくつかノートに書き写した。

 片恋やひとこゑもらす夜の蟬

 蒸し暑い日。昨日、風邪気味でくしゃみばかりして疲れたけれど、今日は、まあまあ、回復したみたい。