2018年10月22日月曜日

拾い読み日記 70


 朝から鼻の調子がおかしくて、アレルギーの薬をのんだら眠くてたまらなくなり、少しだけ横になるつもりが、けっこう、寝てしまった。目が覚めたらもう薄暗い。暗くなるのがはやくなった。しんみりした気持ち。
 怖い本のデザインに変更があったので、やらなくては、と思いながら、自分でもそのビジュアルが怖いので、暗くなってからは作業できない。明日にする。
 明るい気持ちになろうとスティーヴィー・ワンダーをきいている。「Isn't she lovely」が流れたとたん、部屋に黄色っぽい光が射したよう。歌詞を読む。「Life and love are the same.」

 冬の備えとして、『ムーミン谷の十一月』を図書館で借りてきた。

「ある朝早く、スナフキンは、ムーミン谷のテントの中で、目がさめました。あたりは、ひっそりとしずまりかえっていました。しんみりとした秋の気配がします。旅に出たいなあ。」

 「のぼりとのスナフキン」をつい思い出し、こころが手元の本から離れてしまうのはいつものことで、とはいえ『おぱらばん』を読み返すのかといえば、それは、わからない。明日は明日で、まったく別の本が気になって拾い読みしているかもしれないし、そういう軽さを自分にゆるさないと、今は、やってられない感じがする。
 
 明日は早起きできますように。