2018年7月2日月曜日

拾い読み日記 39


 このところ、たくさん本を買っている気がする。読める本を、読んでいる。いつになく、読み終えるたのしさを、感じている。ほぼ何も終えられない毎日のなかで、それは充実感を与えてくれる。

 一昨日、伊藤 亜紗『目の見えない人は世界をどう見ているのか 』(光文社新書)を読み終えて、昨日、多和田葉子『容疑者の夜行列車』を半分まで読んで、今日は、『そろそろ左派は〈経済〉を語ろう』を読んでいる。『そろそろ〜』は、今日買ったばかりで、明日の読書会(みたいな会)までには読み終えられない気がする。けれどおもしろい。まだ4分の1しか読めていないが、手にとってよかったと思う。
「できるなら誰だって、自由に、好きなように生きたいはずなのに、いまの日本には、それを言ってもいけないような空気があると思う。人心まで緊縮している。でも、わたしたちは「人を自由にするための経済」を求めていいんです。」(ブレイディみかこ)
 
 この、「読み終えたい」時期は、いつまで続くのだろうか。それにしても、毎日、暑すぎる。