2009年11月8日日曜日

はじまりました





「水の手紙/空の余白」展が始まりました。


搬入のドタバタと初日の賑わいからひと息ついて、今日はようやく、三週間くらい前から読みかけの小説を手にすることができました。


みなさんの作品が並んだギャラリー内にいると、とても気持ちのよい音楽が聞こえてくるようです。それぞれの自由な音色が、偶然に、調和して響きあっていて、いつまでも聴いていたくなります。低く長く聞こえる音は、「活版」と「ことば」でしょうか。活版印刷が、主役になるわけでも単なる印刷手段になるわけでもない、用いられ方のさりげなさ加減に、活版への愛も感じました。

ぜひ、足をお運びください。


アナナプレスの新作も、楽しんでいただけたらうれしいです。

自分だけの特別な「水」と「空」に、出会えますように。


カフェコーナーでは、参加者全員が本棚の一部を公開していますので、そちらも合わせてご覧いただければと思います。わたしは、活版で印刷された美しい本や、一昨年にオクスフォードのファインプレス・ブックフェアで購入してきた本などを置いています。


それでは、また。

「みずのそら」でお会いできたら、と……。